おきゃん

やくざと抗争のおきゃんのレビュー・感想・評価

やくざと抗争(1972年製作の映画)
3.7
安藤昇の小説を元に作られた物だそうな。

昭和6年日本が戦争へ向かっている時期。
新宿二丁目周辺でヤクザと右翼と左翼と新宿愚連隊が暴れる的な、戦前の裏社会を描いた物。

安藤昇(新宿愚連隊)が拗らせ女郎に惚れちまって自由にさせる為に漢気魅せるんだけど、結局は文ちゃん(大木戸組兼右翼)にお尻拭いてもらうっていう。

文ちゃんは右と左に挟まれて死んでしまった。ほんと優しいんだねぇ。

文ちゃんの出番が少なくてヤキモキしたけど、コアでリアルな事を描いているのが面白かった。

こうやって今があるって凄い事だし、
今なお続いているってのも凄い事だ。

渡瀬さんのふざけてる顔が良かった。
新人女優さんの棒読み祭りと、顔残し斜め走りには、死ぬほど笑わされた。
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