自由を求め戦い続ける事を決意したジョン・ウィック。そんなジョンを殺す事で自身の地位を向上させようと企むグラモン侯爵は、刺客としてジョンの嘗ての友人ケインを送り出す
大人気アクションシリーズ『ジョン・ウィック』も今作で遂に4作目となりました
シリーズを重ねるごとにアクションの派手さと尺はパワーアップしていき、今作は160分というアクション映画にしては稀に見る長尺さです
ドラマパートも勿論ありますが中身はほぼアクションとなっており、種々雑多なアクションコーディネートで彩られた見応えのあるシークエンスを楽しむことができます
作品の支柱であるキアヌ・リーブスは勿論ながら、やられ役として主役を引き立てるスタントマンの素晴らしさにも目をひかれましたし、豊富なロケーションで展開されるアクションの数々はどれもが素晴らしいクオリティに仕上がっています
そして、今作の見所は何と言ってもドニー・イェンのキレキレのアクションでしょう
ジョンの友人でありながらも、ある理由で敵として対峙することになるケイン役を演じるドニー・イェン
(後天的な)盲目というハンディを持ちながらも、経験とセンスでカバーし邪魔者を薙ぎ倒していく様に痺れます
彼以外にも犬を連れた追跡者ノーバディ、大阪コンチネンタルの支配人コウジなど魅力的なキャラクターの活躍も見ていて面白い
防弾スーツの機能性とジョンの受け身の上手さが掛け合わさり、ほぼ不死身となった男の終着点をぜひ見届けて下さい