ロビン

ただ悪より救いたまえのロビンのレビュー・感想・評価

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)
3.8
韓国映画を超久々に劇場で鑑賞。
劇場鑑賞正解!

ストーリーは日本からスタート。
冒頭から日本じゃ最近あまり見かけなくなった、豊原功補が出てきてちょっとビックリ。
そしてちょいちょい韓国語喋ってるのが意味不明だったけど、在日という設定だったので納得。
そして今度はしばらくして、なんと白竜の兄貴がちょっぴりだけど出演されていてこれまたかなりビックリ!!
韓国映画に白竜の兄貴出てきただけで加点!
日本の役者の出番は少ないけれど、ちゃんと日本人役を日本の役者使ってるところはかなり好感がもてる。

そして個人的に韓国映画で一番観てる俳優ファン・ジョンミンはさすがの安定感。
今回殺し屋イン・ナム役のファン・ジョンミンは終始シビアで、吉本新喜劇のような感じで笑わしてくれない。
そんなファン・ジョンミンもやっぱり良い。
そして、イン・ナムに兄貴を殺されて復讐に燃えるレイ役のイ・ジョンジェのイカれ具合が半端ない。
大好きなファン・ジョンミンが霞んでしまった。
どこまでもイン・ナムを執拗に追いかける。
序盤の兄貴の葬式で白いコート着て登場した瞬間からずっと良い。
顔面力からファッションから佇まいまでイカれてて良い。
個人的に最高にイカれてたのが、トゥクトゥクで登場するところ!
これには悪いけどちょっと笑ってしまった。
トゥクトゥクスピード出ないし、普通の車みたいにボディが無いから銃撃戦になったら致命的でしょ〜笑

それと主な舞台がバンコクなんだけれど、地元のマフィアがちょっと情けなさ過ぎるのが残念。
ただ、イン・ナム、レイ、地元マフィア、地元警察の四つ巴の争いはなかなか面白かった。
それとせっかく地元マフィアのボスに「オンリー・ゴッド」のカラオケ親父ヴィタヤ・パンスリンガム(あの頃よりだいぶ太った)を起用してるのにもっと活躍させて欲しかった。

それとオカマちゃんのユイ役のパク・ジョンミンが良い味出してた。
シビアなストーリー展開の中、唯一笑い&癒やしを提供してくれる貴重な存在だった。
ユイが警察署で長時間尋問されて朝になった時に薄っすらと髭が生えてたのが、かなり笑えた。
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