籠

哀愁しんでれらの籠のレビュー・感想・評価

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
3.8
若手監督の意欲作としてラストまで凄いことをやっていて素晴らしいのだが、後半のモヤモヤ感にダメ出しする「これで世界を獲るつもりだった」プロデューサーはいなかったのだろうか?しっかりとしたストーリー展開に見合ったオチが欲しかった。あくまでもジョーダン・ピールやジャウマ・コレット=セラといった世界レベルの話であって偉そうなことを素人に言われたくはないだろうがこちらは次作も期待しているからこそのこと。
「本気のしるし」での深田晃司とは似て非なる鉄道現場の使い方をしていたのは興味深い。
そういえば土屋太鳳の出演作品は「トウキョウソナタ」以降意外と観ていて「orange」除いてハズレは引いていない。
それにしてもボーカリストとしての圧倒的な存在を知ってから40年になる石橋凌がこれを演るとは!
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