さかい

ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶のさかいのレビュー・感想・評価

4.0
沖縄戦、個々の逸話や証言はTVなどで見たことがあったけど
時系列や地理を整理してじっくり見られたのはためになった

大本営のがばがばぶりとは対照的にアメリカの日本評は的確で辛辣
「日本人はどうせ沖縄ならいいと思ってる」という。実際それは現代でも尾をひいている

沖縄戦でも最大の惨事、集団自決。…ではなく正確には「強制集団死」なのだという
本作のなかでは突っ込まれてないが、言葉を気にするとそもそも本土決戦とかいうのもどういうことか
沖縄・北海道・九州・四国・佐渡ヶ島・淡路島・八丈島、このなかのどれが本土でどれが本土じゃないというのか
ぜんぶ日本本土ではないのか

本作のなかで当時の記憶を証言する人たちは「当時○歳」と紹介されている。確かいちばん年長でも15歳。当時子供だった人しかもう生きていない
平成30年の間に、戦争を知る政治家はとうとういなくなった
悲観的な気分になる
さかい

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