仲睦まじいアラサーカップルのサミュエルとレベッカの間に子供ができる。レベッカは妊娠を喜ぶが、子供嫌いのサミュエルは父親になる自覚が持てず、やがて2人はすれ違っていく。
『ホームアローン』『ハリー・ポッターと賢者の石』のクリス・コロンバスが手がけたロマンティックコメディ。主演は"ロマンティックコメディの帝王"と呼ばれたヒュー・グラント("女王"はメグ・ライアン)とジュリアン・ムーア。
"9か月"は妊娠してから出産するまでのおおよその期間。その期間に起こるカップルの紆余曲折を描く。元々映画・漫画問わず甘酸っぱそうなラブコメやロマコメは敬遠していたのだが、脇役にジェフ・ゴールドブラムとロビン・ウィリアムズが出演しているので鑑賞。
端的に言うと「ケンカするが最後は円満」なあるある系。ロビン・ウィリアムズ演じる産婦人科医が出てくるあたりでコロンバス節というか、ドタバタ喜劇になる。終盤の陣痛時の暴走はやりすぎ。コメディだからいいものの、警察沙汰だろう。
ヒュー・グラントの友人役のゴールドブラムが終盤まったく出てこずフェードアウトしたのがもったいない。ちなみにゴールドブラムとジュリアン・ムーアは2年後の『ロストワールド』でカップル役で再共演します