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最高の人生の見つけ方のにをのネタバレレビュー・内容・結末

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

映画で泣いたのは久しぶり。
こんな人生を送ろう。
「人生に喜びを見つけたか?」「他者に喜びを与えたか?」の質問にYESと答えられるように。
そう思える映画だった。

ジャック・ニコルソン演じるエドワードの印象は、初めは良く感じなかった。横暴で自分の利益だけを考えるような…と。
しかし、本当は孤独故に虚勢を張って強がる寂しくて弱い一人の男だったと、
モーガン・フリーマン演じるカーターとの関わりで気付いた。
喧嘩別れした後の2人の対比が辛い。

“棺桶リスト”を2人で実行していく旅。
「45年もムダにしたんだろ?」と言う言葉にはドキッとしてしまった。
やりたいことはあるが実行に移せていない自身に対してか、“やりたいこと”と思い込んでいるだけで中身は空っぽなのでは無いかという焦りか、まだ時間はあるからとぬるま湯に浸かっている怠慢や逃避か。
いずれにせよ自分の今と向き合うきっかけをくれた。
私も、やりたいことをやろう。今。

終わり方もとてもお洒落だ。
わかりやすく、そして繊細に伏線を回収をするので、ああここに繋がるのか、とスッキリとした気持ちで見終えることが出来た。
“2人で”。そういうことか。

余談だがモーガン・フリーマンは横からの画が素敵だ。本当に隣で話しているような気にすらなる。
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