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Summer of 85のtacticsのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
3.8
フランソワ・オゾンは「僕を葬(おく)る」で深い感銘を受けてからずっと注目している監督さん。
昨年の「グレース・オブ・ゴッド」も良かったので、こちらの作品も期待していたのだけど・・・
恐らくは「君の名前で僕を呼んで」にインスパイアされたのだろうと思われる設定、描写が多い。主演の2人はそれぞれ魅力的だけど、ラストは些か短絡的で拍子抜けだった。
これが現実なんだから、引き摺らずに前を向いて歩き出そう・・・と捉える事も出来るけど、突然こだわっていたものから解き放たれる瞬間が描写不足というか、個人的には納得し難い感じがした。

しかしながら美しい夏のノルマンディー、エトルタの海岸、途中流れるディスコでのダンスシーン等々・・・はとても素晴らしく、それを観るだけでも映画館に足を運んで良かったと思うので、海外旅行、特にフランス好きの方(ハイ!)にはオススメします。

★追記
メルヴィル・プポーは「グレースオブゴッド」では相変わらず素敵だったのに、今作品で激変!・・・何があったのか?
美魔女のヴァレリア・ブルーニ・テデスキはやはり魅力的でした✨
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