このレビューはネタバレを含みます
アレックスがリバー・フェニックスに似ていて最初から画面に釘付けになりました。
そして風景が美しくて眩しかった。
アレックスにとって、どれだけキラキラした6週間だったのかがうかがえます。
あらすじの時点でダヴィドが死ぬ事は分かっていたから、あの幸せいっぱいの6週間を見るのがすごく辛かった。こんな見せ方をさせられるとは思わなかった。
恋人との死別なんて普通はネタバレ注意事項なのに。
現実の死を実感してからのアレックスの行動に胸を打たれました。16歳であの経験は辛いね。
死んだダヴィドに会える唯一の方法を見つけたと言って物語を綴り始めていました。
乗り越えるための第一段階としては良い方法だなって思います。たくさん湧き出る思いを整理して言葉にすることで心の安らぎを見つけて行くんでしょう。
ダヴィドが流したひと粒の涙と、エンドロールで流れる歌詞のせいで鑑賞後も余韻を残してくれました。
もう1回じっくり見たい作品です。