スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバースのふぇりなのネタバレレビュー・内容・結末

途中からあれ、これどうやって終わるんだ…？全然元のアースに帰れないし敵もめちゃくちゃ強そうで勝てそうもないけどな…って思ってたら…そっか続編があるんですね！！！多分いつかその情報見た気がするけど完全に忘れてました！！！
これはワイスピ以来のバカデカクリフハンガーですね…個人的にはいくら続編があるとはいってもスッキリ終わってほしいタイプなので、そこはちょっと残念でした。

さて、映画自体についてですが…相変わらずのギラギラカラフルで目まぐるしく変わる展開と色彩と迫力のアクション…すごいものを観たなという気持ちです。前作に引き続き、バケモノクオリティアニメーションを全身で浴びることが出来たので、この点においては文句なしの100点だったと思います！！ただ、個人的には作画は前作のが好きでした！！多分続編もこの作画だろうな…作中でマイルスくんが言ってたように"エモ"な感じでオシャでしたね。音楽も相まって、クラブ的な映画だったようにも思えます。

ストーリーについては、スパイダーマンとしてのマルチバースというものにとことん向き合ったうえで、じゃあヒーローとしてそれを見過ごしていいのか？どうしたらいい？という問題提起編、と言った所でしょうか。「スパイダーバース」という作品において、確かに避けては通れないテーマだと思うので、そこを丁寧にやるのはアリです。ただ、立ちはだかる強大なヴィラン、でも味方はほとんどいない…一体どうなっちゃうの～！？！？というところで終わっちゃってるので、単体で観て面白いものではなかったかなと、私は思いました。続編に期待です。

キャラクターについては、とにかくグウェンが最高！！！改めて好きだなと思いました。こんなん夢女になります。かっこよくて可愛くて強くて楽しくて最強。ダメなとこがありません。
マイルスくんも成長を感じて尊敬しましたし、何より1番スパイダーマンらしい、ヒーローにふさわしい真っ直ぐさと懸命さがあって、感動しました。やっぱり主人公だ！！って思います。
前作のキャラは全員好きだったので、スパイダーノワールとかピーターポーカーとかも出てきてほしかったですが、ピーターとペニーちゃん(少しですが)は出てきてくれたのでOKです。新キャラたちもすごく個性豊かで素敵ですし、特にヴィランのスポットは素晴らしかった！ロールシャッハみたいな見た目でカッコイイし、なんだか憎めないところもあっていいなと思いました。彼とも和解出来たらいいけどどうかな…めちゃくちゃ強くなっちゃったし色んな意味でドス黒いので、もう無理かもな…。
あと、これでもかっていうくらいにあらゆるスパイダーマンを出してきてて、SONYの底力を感じました。チェンさんまで出てきてびっくりした。笑 ヴェノム大好きなのでそのままそこのアースに入ってほしかったですね…クロスオーバーぜひ期待してます！！

少し気になったのは、ちょっと長すぎたかなと思いました。全体的に間延びしていて正直退屈に感じるシーンもあったし、削れたところはあったんじゃないでしょうか。

それから、推しのオスカーアイザックが出てるって知らなかったので、もっとちゃんと声を聴いておけばよかった！！と後悔しました。笑

とはいえ、高いハードルを超えたものを作ってくれたので、結果的には満足です。続編はもっと最高！なものになってくれることを願って待ちます。