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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのsenatsuのレビュー・感想・評価

3.9
都内最大級のスクリーンがある品川ホテルの映画館でIMAX視聴。
ポリゴンフラッシュの連続で、脳がハックされるんじゃないかと心配になる冒頭。
キャラクターデザインで、別次元を表現するのに、さまざまなテイストが用いられます。ルネサンス美術の時代から来た敵役が、現代アートに激怒する姿などは、今話題のAIをアートと呼べるかにも通じるものがあり、考えさせられました。ジミ・ヘンドリックス似のイギリスアクセントが強いキャラクターがでるなど、キャラクターデザインを担当できた部署はとても楽しかったと思います。
パラレルワールドやバタフライエフェクトなどのストーリーは、特に真新しくはなかったけど、故に理解して見ることができた。
カラーは、光収差を多様するパステル画のような仕上がり。とても美しいカラーパレットでした。
アニメーションは、新しい試みに絶えず挑戦していて、一人が担当できるパートはかなり少なく、分業の連続にどう対応していたのか気になりました。クリエイター達は誇りに思えるのか、ほんの数秒自分が担当したシーンをみて感動できるのかなど考えていました。
笑えるジョークがたくさんあったのが1番意外だったかもしれません。映画館が笑いで包まれていました。でも、海外と交流が多くスペイン語話者や、インド人の友達がいる人じゃないと笑いについていけない箇所も多かったです。
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