これはおそらく現時点でのエンタメの答えでしょう……。
語るべきシーンが多すぎる。
多くのメンバーがこれを作り上げたということがひしひしと伝わってくる。
ひとりの天才が作品を作り上げる時代は終わったのだ。
冒頭グウェン世界の水彩画のような映像、ドラム演出からの、中世風味のバルチャー戦。
空中をこれでも飛び回る敵とのスパイダーマンの戦闘演出は神がかってる。これがまだ掴みのシーンなのか?!と驚く。
マイルズくんパートは相変わらずのストリート風味がかっこいい。
スポットが間抜けなかませ犬かと思って笑っていると、「あれ、こいつなんか能力やばくねー?」と徐々に不安になっていく演出も見事。
インド、パンク、スパイダーソサエティ、語るべきところが多すぎる。
ベタだけど最後の、前作メンバー再集合は熱すぎて涙出た。
スパイダーマンの宿命、マイルスくんと家族との葛藤、そして別の世界の自分とどう決着をつけるか、後編もあまりにも楽しみだ。
こんだけ前編で屈みまくったんだから、あとは大ジャンプを決めるだけだぜ。