拓風

夏への扉 ―キミのいる未来へ―の拓風のレビュー・感想・評価

1.8
今この時期に日本で映像化したのは何故なのかと言う作品。

原作はSF、タイムリープの名作ではあるものの、古典に属する話であるため、内容もステレオタイプで予想がつきがちではないだろうか。

また改変も多く、原作というより原案レベル。
まあそれでも改変点が面白ければ良いんだろうけど、結果としては美男美女のラブストーリーに重きを置いた感じ。アンドロイドなんていたっけかな。

他にも、SF映画の醍醐味の一つである未来描写も薄味でワクワク感はなく、登場人物もちょこちょこと絵に描いたような、まるで2時間ドラマのような感情表現をしているのも興醒め。

原作を知っている人が見るとどう思うか。
原作を知らない人たちが見てどう思うか。
SF好きが見てどう思うか。
主演陣のファンが見てどう思うか。
それによって違ってはくるんだろうけど、個人的には一本の単独作品と考えても満足度は深くはなかった。
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