えーこ

カラミティのえーこのレビュー・感想・評価

カラミティ(2020年製作の映画)
4.0
『ロング·ウェイ·ノース 地球のてっぺん』のレミ·シャイエ監督最新作!!
平原の女王カラミティ·ジェーン誕生の物語。
"女は女らしく"という時代、家族を支えるため、少女は髪を切り、ジーンズを履いたー

輪郭線のない、塗りつぶしたような画が独特、
その色彩の鮮やかさ、光の描写は印象派のようでもあり、前作よりも洗練された美しさに息を呑む。
とりわけ大自然の雄大さは圧巻!!
馬に乗りながら見上げれば満天の星、
瞳の奥にも星がきらめく☆
朝焼けを眺める彼女の後ろ姿はあまりにまばゆい。

でもマーサが呆れるほどじゃじゃ馬で、
その誰よりも黒くて太いまゆ毛が勝ち気で男勝りな性格を物語る(笑)
女だからとたしなめられれば、男ばかりがなんでなんだと不満顔。
可愛げがないんだなー
それにしてもお父さん、甲斐性なさ過ぎっ

まさに彼女は西部開拓時代における女性開拓者!!
思えば前作も似たようなお話で、、
監督さんたらフェミニスト!?
少女がたったひとり困難に立ち向かい、様々な人々と出会い、成長していく冒険活劇。
でも女性である前にまだまだ子供、
ご都合主義な展開になんだかなー
とりあえず大人がもっとしっかりしろ(笑)
いかにも文部科学省推薦な良作。
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