えーこ

死刑にいたる病のえーこのレビュー・感想・評価

死刑にいたる病(2022年製作の映画)
3.1
ある大学生の元に届いた一通の手紙、
その差出人は24人を殺した連続殺人鬼だったー

冒頭、花びらみたいにハラハラと何かと思ったら、、
拷問シーンは目を覆いたくなる。
被害者が少年少女なのも余計にキツイ。。
それにしても24人も行方不明になってるのに、
警察は何やってたんだ、、
あ、傍聴席に阿蘇山大噴火がいるー(笑)

櫛木理宇の同名小説を映画化。
原作を読んでないからわからんが、
榛村のキャラはこれで合ってるのかー?
阿部サダヲが不気味過ぎて、
皆彼を好きになるってのがどーもピンと来なくて、、
あのやけに白い歯で話しかけられたら絶対警戒する。
オジサンがあんな若い子ばっかに声かけてたら、近所で噂になりそうなもんだけど、、
若かりし日はもはや永野でモロ変質者(←えー)

メンヘラな母親、モラハラな父親、
おどおどなのにグイグイな同級生、
出てくる人がなーんか皆気持ち悪くて、
終始陰鬱。
『三度目の殺人』を模したような面会室の演出も気持ち悪い。

『死に至る病』は絶望、
死刑にいたる病も絶望から生まれる。
でもそもそも榛村の絶望がそんなに描かれないから、その病にいたるまでが理解出来ず、
彼に翻弄される彼らの気持ちも理解出来ず。
私は自尊心高めの女(笑)
えーこ

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