裕福な医者夫婦である六甲と絵里、パラリーガルの零士とその妻でパート主婦・薫 。カフェの雇われ店長である向井と妻で獣医の杏 。この三組と、独身塾講師・ 三平の7人は、ある事件をきっかけに親しくなり、毎年会食する仲である。今年も皆で集まり、食事を楽しむことになるが、ふと杏が「皆のスマホを出して、着信があったらその内容を公表しよう」と言い出した。そこでドキドキしながら彼らがテーブルの上にスマホを並べると、次々とメールや電話がかかってくる。瑣末なものから爆弾級のものまで、どんどん明らかになる皆の秘密。その上で、彼らの友情愛情は変わらずにいられるのか⁈
「おとなの事情 スマホをのぞいたら」
以下、ネタバレをのぞいたら
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元ネタのイタリア映画は未見。日本風にどうアレンジしたのか気になるところではあります。
さて本作。鈴木保奈美に常盤貴子、東山紀之に田口浩正、益岡徹という素晴らしいキャスティングと舞台劇のようなテンポのいいやり取りも良いし、ドキドキの盛り上がりも楽しいし、一応満足感はあります。でも、風呂敷の広げ方が見事でも、畳み方が上手くない。無理矢理なモトサヤ感にイラッとくるのと、彼らを結びつけた8年前の出来事を提示するのがいかにもな説明セリフなのも興醒め。これだけ収拾つかないぐらい広げちゃったら、レストランが洪水被害に遭ってまた8人が遭難、みたいな展開しか思いつかないよ。
ところで、ソニー・コロンビアのロゴを邦画で見たのは初めてでした。調べたら2年前からワーナーに続いて邦画配給してるのね。リベンジgirlに斉木楠雄に50回目のファーストキス…見事に爆死作品ばかり。本作はそれらに比べたらマシだとは思うけど…
