ミシンそば

もう終わりにしよう。のミシンそばのネタバレレビュー・内容・結末

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

全員一体、誰となんの会話をしてるんや?
急に挟まれる用務員の日常みたいなのもなんなんや?
ジェイクの両親はテンションもおかしく、カメラワークも明らかにおかしく、あと彼女の名前もおかしく、時系列も空間も、会話の流れも、キャラの造形、犬すらもおかしくて、「これ…何?何が起きてるんだ?」という居心地の悪さと不安を煽る演出がすごい。
全部ジェイクか彼女、どちらかの妄想なのでは?と何度も思ったが、全然違った……違った、のか?それすら分からん。
捨てたアイスの数と用務員とのやり取り、そして最後の唐突なミュージカル(置いてけぼり感がヤバい)……で何となく察したが、考察なしでは確証自体は得られない。
ホラーという前情報は知ってて、尚且つトニ・コレットが出てるためにそれなりに警戒しながら観たが、「ミッドサマー」よりホラーしてたし、「ミッドサマー」を観た後だからこそ最後まで観れた。
怖いというよりは気持ち悪い類いのホラー。
どうしようもなく気持ち悪い、もとい、恐ろしい映画だが、終わってみたら「一体何が怖かった」のかがよく分からない。そんなモヤモヤが心に残る。

【追記】
考察を読んでなんとなく、納得。
こういう怪談ってよくあるね、と思ったけど、実際は怪談ですらなかった。
俺みたいなのはジェイクになるのかも。