JunichiOoya

アジアの天使のJunichiOoyaのレビュー・感想・評価

アジアの天使(2021年製作の映画)
3.0
『茜色に焼かれる』に続いて石井裕也さんの監督脚本映画。

お互いのことばがまるでわからない隣国の男女の会話を『朴烈(パクヨル)』の金子文子役、チェ・ソルが演じているのがなんともおもしろい。彼女の日本語、場合によっちゃオダギリジョーより流暢かもしれんし。
あと、ポスタービジュアル、白石和彌さんの『ひとよ』を思い出します。

登場する韓国の町々の寒さ、食べ物の美味しそうなこと、中途半端な金持ちは自分の運転で小ぶりなメルセデスを使用するのは彼の国も日本も同じ、みたいなところ楽しく見物しました。

もう一つ、芹澤興人さん。『あの頃。』『街の上で』『茜色に焼かれる』と今年は立て続けにお目にかかっている(まだ『海辺の金魚』も『かそけきサンカヨウ』もあるけど)でも今回が圧倒的ベストアクトではないかしら? あの登場はちょっと痺れましたわ。
JunichiOoya

JunichiOoya