警察とマフィア、双方から送り込まれた潜入者２人が熾烈な駆け引きを繰り広げたサスペンス・ドラマ『インファナル・アフェア』シリーズの第二章！
本作では１１年前の過去にさかのぼり、２人の若者がそれぞれスパイに至る過程が描かれる。
一途に警察官になることだけを夢見ているヤン。
直属のボス、サムの妻マリーに想いを寄せているラウ。
潜入捜査官となるヤンと、潜入マフィアとなるラウ。
潜入という使命が二人の運命を交差させ狂わせていく―｡
相変わらず人間の悲哀を描くのが上手いし、容赦ないバイオレンスな描写で面白い！
今作では、第一章では語られなかったキャラクター達の関係性が描かれていてとても興味深かった。
サムの出世を願うマリーのためにラウはマフィアのボスであるクワンの暗殺事件を起こし、その事件がきっかけでヤンの身内がマフィアのボスの異母兄弟であることが発覚する｡
消し去ることの出来ない血縁と、かなうことのない恋｡
ヤンは警察学校を追われ、それでも警察官になるために潜入捜査官の道を選び、それとほぼ同時期に、ラウはボスのサムの命令で警察学校へと送り込まれる。
もう１つ描かれているのは、マフィアの仁義なき縄張り争いと報復の応酬だ｡
今作では、ある意味、チンピラの中ボス程度だったサムがマフィアの大ボスへとのし上がっていくストーリーでもあった｡
この第二章があっての第一章なんだね｡
面白かった😁
俳優さんでは…
第一章のトニー・レオンとアンディ・ラウに代わって若きヤンとラウを演じるのは、第一章にも出ていたショーン・ユーとエディソン・チャン。
２人とも難しい役どころを好演しており、違和感なく観ることが出来ました。
よし、次は最終章！
