さすらいの雑魚

JUST ANOTHERのさすらいの雑魚のレビュー・感想・評価

JUST ANOTHER(2020年製作の映画)
3.9
the原爆オナニーズとは坂東武者である。
地元=領地にこだわり一所懸命、自ら田畑を耕し=別に定職を持ち、合戦あらば主の元に参集し勇名を轟かせる=ライヴとあらばイザ本番と集結し轟音でボクらを熱狂させる。
故あらば叛逆=パンクだっ!
原爆オナニーズは最強で最狂な強者、現代の坂東武者そのものさ♪愛知県だけど😁
さて映画。
爆音ライヴと熱狂アジテーションの強烈なインパクトが刷り込まれてるせいか、温厚で優しげな語り口に驚く雑魚でしたが、常識人風味をまぶしつつエピソードはかなり変人。いや変態。
本人は普通と言い張ってたけと、レコードやCD、音楽新聞の重さで家の床は抜けたりしないと思うよ普通は。しかもまたまだ実家にあるみたいだしね(^_^;)
でも、この豊富な音楽の知的蓄積が40年揺るがない原爆オナニーズの軸とか基礎を打ち固めているモノなのでしょう。間違いのない物をやっていると言う自信が老若男女の心奪うライヴパフォーマンスの源のひつとつなのでしょう。若いバンドのチャレンジを受け入れる懐の深さとなるのでしょう。
今池祭りで"原爆はじまるぞ"と孫つれた爺様婆様やイケイケ風味の兄ぃやゴリゴリのパンクスまで同じ場所めざしてイソイソと寄り集まるのは、ボクにとっては季節行事的何かで自然な事ですが、よく考えれは異常事態で、夏の終わりの奇跡(毎年だけど)ね。今年はお祭り中止だったけど、去年の今池祭りでのライヴの狂乱を劇中でステキに再現されてて、もしかしてオレも映り込んでねぇか?と眼を皿にしてたのはボクだけではなかろうと思うのだよ♬
少しだけ今池祭りを取り返した気分になった雑魚でもありました。