さすらいの雑魚

ゴジラ-1.0のさすらいの雑魚のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.1
このゴジラは怖い!
なんと言うか生理的に怖いぞ😱
禍々しく神々しい……雑魚は怪獣味よりクトゥルー味強めの宇宙的恐怖を感じたもの。

永遠の0+アルキメデスの大戦+海賊と呼ばれた男に初代ゴジラを掛け合わせて、磨いてブラッシュアップした間違いのない傑作です。
シリーズ前作のシン・ゴジラと双璧を成す、このジャンルの極点かと。

さて、大切なことは最初に書いたので、あとは趣味全開で😁

帝国海軍vsゴジラが実現。
歴戦の艦娘高雄さんの主砲斉射がゴジラを直撃。
凄いぞ高雄さん🥰
伝説の要撃戦闘機『震電』が天翔ける空の下で、
武勲赫灼たる帝国海軍水雷戦隊の最後の突撃が敢行される。
(雑魚の脳内に突撃行軍歌が鳴り響いてたってのは、ココだけの秘密だぞ♪)
萌えてるのか燃えてるのか、自分でも良くわかんないけど、とにかくテンション上がっちまった。
細かいこたぁどうでも良いのだっ!

本作は、
誰かが引かなきゃならなかった貧乏くじを、バカを承知で、まとめて引いた人々の物語。
掃海部隊の面々が主人公グループに据えられてます。
戦後に命懸けの掃海活動に挺身し日本再建の礎石を据え、次いで朝鮮戦争下の韓半島に『出征』し、米軍のための機雷除去に努めた帝国海軍の誇り高き敗残兵たち。
称揚される事があまりに少ない、でも、誰かがやらねばならなかった継続戦争。
そんな彼等と、彼らの闘いに暖かいスポットライトを当てた山崎監督の視線に、ヌルい軍ヲタの雑魚は涙腺が緩むのを抑えるのに必死なのです。

どこかの誰かの未来のために、天に希望を、地に夢を取り戻すのだっ!(←脳内補足😅)
……だが、生きろ。諦めるな、抗らえ。

実に素晴しい映画でしたよ✨