このレビューはネタバレを含みます
観終わった後ゆっくりと波が押し寄せるように、じわじわと感動が押し寄せてくる作品でした。
映画を観ながら、えっ?これ、ドキュメンタリーじゃないよね。と何度も思ってしまうくらいリアルさがありました。
主人公いわく、「ホームレスじゃなくてハウスレス。」なんだそうです。
一緒に住もうと言ってくれる姉や男性がいるのに、敢えてノマド暮らしを選ぶ主人公。
そこはあくまで姉や友人の男性の家族であり、暮らしであって自分の家じゃないんですよね、きっと。
ノマドは高齢者が多い。
ノマドには“さよなら“がない。
みんな“また、どこかで“と言う
最後にサンタクロースみたいなおじいさんが言ってた言葉です。
そこがノマドをして救われる所だそうです。また会える気がするから。
主人公を演じた女優さん、フランシス・マクドーマンドさんの体当たりの演技、素晴らしかったですね。
良い映画って音楽も良い。景色もすごく綺麗でその景色で語るシーンも多かったです。
ノマドを少し知ることが出来る素晴らしい映画でした。