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いとみちのモズクのレビュー・感想・評価

いとみち(2020年製作の映画)
4.2
福岡で観る津軽弁映画。
かつて青森旅行の際に、青森駅の辺りでおばあちゃんに恐らく道を聞かれたんだろうけど、何一つ言葉が分からなかった記憶が甦りました。

最初は、ほんと台詞が分からないけどみてるうちに大体わかるようになるので心配無用です。

一言で言えば、地方の少女成長物語で、メイド喫茶のバイトをきっかけに殻を少しずつ破るお話。

そして、元少女として刺さった箇所は、主人公のいとに痴漢を働く最低客に対して毅然と言い放つ先輩メイドや店長。
特に(痴漢を受けて騒ぎの元になってしまった)「自分が悪い」と言ってしまったいとに「そんな事は、あなたや周りを貶める言葉だから今後絶対言うな!」と檄を飛ばすシングルマザーの先輩に、涙、、
良く言った!!

最後に、ばあちゃん役の方は津軽三味線の名手で演技経験は初めてとは信じられないくらい、かっこよくて暖かいばあちゃんでした。

最高の、少女映画、地方映画、ばあちゃん映画です。
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