ジャケ画がなんか凄いんですけど、ゴリゴリのブルージーな作品です。
作品中ずっとブルースが流れている素晴らしい作品でした。
アメリカ南部に農夫として暮らすラザは元ブルース・ミュージシャン。弟に妻を寝取られ落ち込んでいたある日、路上で顔面血だらけの若い女性レイを見付け助けます。レイは幼い頃受けた虐待からセックス依存症の女性でした。
症状が出るとほぼ止めることが出来ない重度の依存症で、彼女を救うためにラザは鎖で繋ぎ自宅に監禁します。
レイが何故路上で血だらけになって倒れていたのか・・・。彼女にはロニーという唯一心許した恋人がいましたが、新兵訓練所に入隊した為離れ離れとなってしまい、ヤケを起こしてパーティで大酒を喰らいドラッグに手を出してしまい、そこで・・・。
ラザを演じるのはサミュエル・L・ジャクソン。そしてレイを演じるはクリスティーナ・リッチ。因みに恋人ロニーはジャスティン・ティンバーレイクが演じています。
ラサ演じたサミュエルは多分ギターは弾けないんでしょうけど、ボトルネックはめてスライドギターを弾きながらブルースを歌うシーンはめちゃめちゃカッコよかったです。アベンジャーズのニック・フューリーよりこっちの方がハマり役ではないかと思う位です。そして中々味のある歌声でブルースがとても似合っていました。
変わってレイ演じたクリスティーナ・リッチは誰とでも寝るどうしようもない女を好演。かなり小柄ですが、かえってそれがレイというダメな女をリアルにみせてくれました。
尚、クリスティーナ・リッチはけっこう長い時間、お腹が見えるちっちゃなシャツと下半身は白の下着一枚でレイを演じていて、可愛いお尻を沢山拝めたのもよかったですっ！ て、何かハレンチですみませんっ！ｗ
レイの依存症を鎖で繋ぐ荒療治で完治できるのかと今作観ていると、徐々にレイに変化が・・・。そしてラザとレイ、二人にしか生まれないと思う不思議な関係に・・・。
ラザのギターに合わせてカントリーなブルースを歌うレイの歌声が兎に角可愛いかったです。そして酷く殴られて何時までも消えないレイの左目の痣が痛々しくて悲しくもありました。
だからラストのラザとレイが抱きしめ合うシーンがとても印象的でした。
