Sachika

ルーブル美術館の夜 ―ダ・ヴィンチ没後500年展のSachikaのレビュー・感想・評価

3.5
無人の、静まり返った真夜中のルーブル美術館。
ダ・ヴィンチと彼の作品を、担当学芸員の解説と共に堪能できる、贅沢なひと時。

こんなにも間近に、大きなスクリーンで彼の作品に触れ、謎多きダ・ヴィンチの知られざる一面を知れる、素晴らしい芸術体験。

ダ・ヴィンチの様々な学問への探究心からもたらされる、完璧な構図や手法には感嘆するばかり。
それでいて「一部を除いて未完成」とか「輪郭をぼかし直してる」とか、完成していない作品が多いんだよなあ。
完成品を見てみたかった…。

一日に3万人が訪れるというモナ・リザを、彼女と「同じ目線」の高さで、正面から見れるなんて、きっと生涯で一度キリの体験なんだろうな。
小さく見えるけど実は等身大なんだって。
劣化で二度とそこから動けない彼女にとって、ルーブルが最後の地なんだそう。

映像として日本に来てくれた事に感謝!
Sachika

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