厳格なキリスト信者の警官が行方不明になった子供の捜索のため、独自の信仰を持つ島に足を踏み入れるお話。
不気味な島民達に不安感が駆り立てられるサスペンス。
島民達が不気味で、言ってることも二転三転し、その先にどんな結末が待ってるんだろうとラストが気になる展開で結構気の抜けない時間が長かったように感じました。
不気味な雰囲気の島民とは裏腹に音楽が心地よく、ケルト音楽のミュージカルに酔いしれ、緊張と緩和が入り混じった独特な味わいがありました。
歌詞の比喩が巧みで、比喩していたことに思わず笑っちゃう所もあって、表情が緩みました。
祭のシーンで楽しそうなのにより不気味さが増してたのが印象的でした。
カルト映画の位置付けなようですが、サスペンス映画として普通に質の高い展開で面白かったです。
信仰を持ってないがゆえ本当の意味で理解できてないのかもなとも思いましたが、信仰がマジョリティな環境かマイノリティな環境かで結構スタンスが変わってくるのかもなとも思ったり。
色々な考え方があるゆえなかなか難しいのだろうけど、お互いがお互いの信仰を尊重できるようになればもっと平和な世界になるような気がします。
異なる信仰の共存の難しさを感じた映画でした。
ミッドサマーの制作に影響を与えたっぽいけど、観てみると確かに影響与えてたのかもなと思えるような内容だったな〜
長々とすみません。