りー

ベイビー・ブローカーのりーのネタバレレビュー・内容・結末

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

生まれて来てくれてありがとう。
血のつながりのない行き当たりばったりの人たちが言う。
手で目を隠したり、車の窓に着いた花びらをとったり、スマホで曲を聴かせたり、‥心情を絵で見せる。
クスッと笑えたり涙ぐんだり感情がとても忙しかった。

それぞれが事情を持つ人間で、寄り添いながら心を通わせて本当の家族かと錯覚する。本人たちもそうだったら幸せなのに、って表情に出る。
でも悪いことは悪いことだってラストのドンスの顔が物語ってる。

ああ、切ない、辛い。
自分は幸せだなあと思う。
ラストまで見終えて、もう一度観たいと思う。

追記。
子供を亡くした夫婦の、特に奥さん、泣けた。
おっぱいあげてもいいですか、って思い出しただけで泣けます。

万引き家族とパラサイトのいいとこ取りのロードムービー的な。どっちも思い出した。是枝さんとソン・ガンホだから当然か。じぶんが幸せだなあと思うところも。
りー

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