淡々と「子ども」「家族」を描くところはさすがの是枝節。各々傷を負った登場人物たちが、関わりの中で癒されていく過程で、自分も癒されていくようでした。是枝作品いくつか観てますが、何気に1番好きかもです。
ソンガンホは流石の存在感ですね。終始明るいおじさんですが、裏に常に凄みのようなものが漂っていました。
あの雨のシーンだけすごく気になる。何か意図があってああだったのか、韓国はすごく契約に厳しくて(いいことです)、あの時に雨のシーンを撮るしか選択肢がなかったのか…(笑)
日本の映画史として、映画ファンなら抑えておいてほしい一作です。