のりまき

ラリー スマホの中に棲むモノ/カムプレイののりまきのレビュー・感想・評価

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ラリーは細くて、でかくて、青白いやつ。シャイでコミュ障で、粘着質。それじゃ友達できないって。自閉症のオリバー君がぼっちなのに目を付けて猛アタック。系統的には『シャイニング』『ポルターガイスト』系のお話し。
監督の日常の中の小さな気付きが活かされてるのはとてもよい。ただ、オリジナリティに欠けていて、光による接近の演出や、隠れ場所、解決方法などが二番煎じに甘んじているのが物足りない。展開も、甘めで心理描写が足りず、なんでそうなった?と置いてきぼりになること数度。
場面かん黙という設定ならば『クワイエットプレイス』のように踏み込んでくれれば、もっと面白くなったかも。スマホで話すのは実際に行われてるのかな?そこらへんもからめられると奥行きが出たかな?
ワンオペ育児は危ないよという話でもある。
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