『ロブスター』、『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモス監督の短編。JAIHOにて鑑賞。
10分ちょっとの短編ながらパンチが効いてる。
もの凄い風刺の効いた四コマを読んだような切れ味の鋭さ。
これまでの作品同様、人と人との奇妙な関係性が題材となっている。
かけがえのない筈の「自分」という存在は案外代替のきく朧気な存在なのかもしれない。
そんな己のアイデンティティを足元から揺さぶってくる逸品。
しかしJAIHO、『エヴォリューション』の監督の新作やホン・サンス作品を続々配信してくれたりして最近けっこう熱い。
