銀幕短評(#771)
「NIMiC」
2019年、独 英 米。12分。
総合評価 90点。
ヨルゴス・ランティモス監督の、すばらしい掌編。
かれの長編作品で わたしがこれまでに観たものは、代表作「哀れなるものたち」の回次に書きましたが、本作はそれらの名作にまったく引けをとらない映画に仕上っています。
「NIMiC」という語は、手元の英和辞典にも英英辞典に載っていないので、たぶんかれが作った符牒(ふちょう)なのでしょう。でも、その綴りに なにかのヒントがありそうですね。そして、あのアイマスクは、現実から目をそむける という意味合いをもつのかな。
これ以上なにかを書くと 野暮になるので、仕舞いにします。もしハズレでも たった12分なので、傷は浅いですよ。ご覧になることを おすすめします。