バリカタ

Bittersandのバリカタのレビュー・感想・評価

Bittersand(2021年製作の映画)
1.0
本作は令和の水戸黄門ですか?もしくは遠山の金さん?
とにかくがっかりすぎる。

メ〜テレさん絡みでは「さよならテレビ」、「本気のしるし」など名作続いてましたから期待しましたよ。ところが、、、。

何かについて書いちゃうと、ネタバレになってしまうくらいに仕掛けがおおすぎ。伏線とは言いませんよ、これ。実は、、、。あのとき、、、。あやしいと思ったんで、、、へへへ、遊び人の金さんとは俺のことだいっ!ですよ、そんなん、全部後出しジャンケンやん!辻褄合わせのオンパレード。
ベスト・オブ・後出しはラスト。エンドロールの後。

おい、それ、ちゃぶ台返しやん!
なら、それなら、序盤の説明せーや!
と、怒り心頭です。

で、内容は重くて軽々しく描くようなもんじゃない。それを大団円的な持って行き方、マジでふざけんなです。予定調和で汚いものに綺麗に蓋するような本作を作った監督(脚本兼)は頭がお花畑じゃないか?と疑います。

結局、綺麗に終わらせてますが、時代劇でしか成り立たない「仇討ちかっこいい」映画じゃないか。
一体、このカタルシスの作り方、誰に教わったのやら。もっとさ、本質描いてナンボなのでは?仕掛けを機能させるための予定調和だらけでは冷めるのです。
話もセリフも展開も演出も、なにもかもが上滑りの一本でした。あまりにもチープでした。