みどり

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族のみどりのレビュー・感想・評価

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2021/11/18

舞台は北海道
牛舎で牛と共に生きている猫たちのお話

ところどころ岩合さんの、今この瞬間を切り取ったようなカットが素晴らしい

お互いがお互いを必要としていて
牛と猫が違和感なく一緒に暮らしているのが微笑ましかった

そしてもうひとつの物語はミャンマーが舞台

猫は行き来さえできれば自分の居場所を探すという
人だから、猫だから、ではなくて
寄り添いながら生きていく
ミャンマーの家族とそこにいる猫の家族の支え、支え合いながらの関係がすごくよかった


家族も私も動物が好きなのにどうにも身体に現れてしまう
たくさんのアレルギー持ちのため家で猫を飼うことは叶わなかったけれど、少し離れて暮らす祖母はいつも動物と過ごしており、
譲渡会での出会いを通して、やんちゃなオス猫は祖母の家が居場所になった


人間の都合で捨てられた猫
飼い主と離れ離れになってしまった猫
外の世界で耐えて生きてきた猫

まだまだ私たちの知らない場所で猫たちは生活している
本作は猫それぞれの居場所と状況
ひとりでは生きていけない人間みたいに
猫同士や猫と人、支え合いながら生きていく姿に感動するばかり。
岩合さんのお人柄あってこその映像だと思う


中村倫也さんの優しいお声にさらに癒されて
みどり

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