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ドアーズ/まぼろしの世界のbrianのレビュー・感想・評価

ドアーズ/まぼろしの世界(2009年製作の映画)
4.0
60年代のアメリカは混沌としていた時代といえるだろう。
人種差別からの公民権運動、JFKやキング牧師の暗殺、ベトナム戦争の激化。
迷える若者たちがカウンターカルチャーに影響を受けていた時代。
そのような中でロックバンド、ザ・ドアーズが登場する。
これは単なるドキュメンタリー映画ではない。当時の映像や写真のみでバランスよく構成されている。バンドとしての軌跡をたどりながら、徐々に光と影を明らかにしていく演出は観る者を惹きつけた。
ジム・モリソンのカリスマ性と圧倒的な存在感は良きにつけ悪しきにつけバンドとしてのイメージを膨らませるものだ。メディアもファンも期待を寄せる。
彼のプレッシャーは相当なものだっただろう。アルコールに溺れて彷徨い歩く"孤高の詩人"の末路が哀しくて切ない。

ジョニデは感情を抑えながら淡々と丁寧に語りかけナレーターとしての好感が持てた。


「ドアーズ/まぼろしの世界」予告編🚪
https://youtu.be/-gMYhciHX8E

Introducing The Doors 🎤
https://youtu.be/m1ti1P79LgY
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