このレビューはネタバレを含みます
自分の普段好きなジャンルとは少し違う作品かもと思いつつ見始めましたが、結果的にだんだんのめり込んで見ていました。
特に中盤の花火を打ち上げるシーンなど、あ、これはアニメだからできる表現かもなーと思ったり、アニメ映画ならではの場面を所々に強く感じました。
歌は、雨のなかで歌っていた曲が一番好きです。
また急に雰囲気が変わってぎくっとしたのは、トウマがシオンに、どうしてサトミを幸せにしたいのか理由を聞いたとき「それは命令ですか？」と聞いたのが急に機械っぽい感じがして印象に残りました。多分サトミが好きな物語に則って、秘密は最後まで明かしたくなかったからだと考えましたが、本当はどんな意図だろう…と気になりました。
そしてサトミのことを幸せにしたいといった最初の願いはトウマで、それを受けてシオンの中にその目的が生まれたということですが、結局今シオンの中にあるその思いは、あくまでもトウマの命令を守ろうというのが続いてる延長なのか、それともそれを超えた気持ちが生まれて自我をもったシオンが自発的にしていることなのか。
あくまで機械的な行動なのか、それともそれを超えた気持ちによる行動なのかはっきりとは分からないなと思いました。多分後者なのだろうとは思いますが…。
そして最後までシオンが好きなサンダーがかわいくて好きだなと思いました。
