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ノクターンのSSDDのレビュー・感想・評価

ノクターン(2020年製作の映画)
3.3
音楽学校に通う双子の姉妹は、才能があり周囲から慕われる姉と日陰者で引っ込み思案な妹。

野心を陰で持つ妹は、ある日自殺したバイオリニストの学生のノートを手にするが、そのノートには名声を手にするために悪魔と契約する手法が記載されているのであった。

試しに書かれた楽譜を引いたときから、
6段会が存在するそのノートが示す通りのことが起き始め、周りも不幸たらしめながらもチャンスが自分の手にくるが…。

ここからネタバレ


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悪魔と契約し自信を持ったことで今まで口に出せなかったことを大胆にいうようになった?元々性格がひん曲がっていたのか、悪魔の影響なのかいまいちわからなかった。

周囲の人々を無駄に傷つけるだけでなんの踏み台にもできていない言動が多く意味がわからないというか、サイコ過ぎてイラッとしてしまった。
いや人を蹴落としてるの少しだけじゃないか。

結局見えた成功のビジョンはたとえ死に際の幻覚だとしても、現実的として認識されれば、実現されたことだという悪魔の啓示は恐ろしい。

せめて、少しは名声を得てから犠牲を取れよ、あれじゃ詐欺だよ!と胸糞悪い落ちで好きでした。

個人的には双子であることを生かして犠牲に必要な魂は姉でも変わらんだろうということで、バイオリニストとは違い姉が死んだことで代償が成立して妹が生き残れるオチを期待していた。

双子の意味!もう少し付けて欲しかったと少し物足りなさを感じます。
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