このレビューはネタバレを含みます
なんか疲れない映画見たくて、レイトショーだし上映時間短いし予告でクロエグレースモレッツがモンスターと河原で殴りあってるシーンがなんとなく頭に残ってたので見に行ったやつ。
ちゃんとおもしろくて、かなり馬鹿げてて荒唐無稽で、けどちゃんと一本筋を通してるところとか作ってる側の気概を感じられるところもあってよかった。
ラストのクロエグレースモレッツターンは、なに見させられてるんだ?って気分にもなるんだけど、それでも見てる自分にもなんだかがんばれそうな、気力が湧いてくるような気分にうっかりなってしまう。
乗員紹介カットとか、照明の色使いとか、音楽の感じとか、ある種のホラーとかジャンル映画のフォーマットをなぞってる感じで、あーあるなーこういう感じとぼーっと見てたんだけど、零戦の爆発反動で機内生還ぐらいから、これは好き放題やってるなって感じがして俄然テンションがあがった。
全然大作でも名作でも評価高くもないけど、いまこのタイミングで自分がこの映画を見れたことは結構よかったしなんか忘れないかもしれない。
今やってるおもしろそうな映画たち、正直見る側の自分にちゃんとうけとめれるような感情とか知性とか体力の余裕がないなと思って全然映画見てなかったけど、なんかこれなら見れそうと思って友だちとレイトショーを見にいったんだけど、見てよかった。
映画館に行く時に乗ったタクシーの運転手がかなり変な人で、宇宙人は既に地球に来てて人間に混じって暮らしてるってまじめな顔して話してきてすごかった。
友だちと一緒に乗ってたんだけど、一同彼を刺激しないように大人しく話を聞いていてかなりスリリングだった。運転手がガチなのか面白がって言ってるだけなのか判断つかなくて。
どっちにしても客にそんな話すんなとは思うが。