私たちは空気になる。
晴れの日も雨の日も、ブドウの中ではなく味になって、いつでも君のそばにいるよ。ダメな父親なんか忘れて、新しい家族と理想の子供時代を送ることが愛する息子のためだと思っていた。34本の赤いロウソク、大好きなトラック。
心の中でまた話そうね。
人生最大の決断をする。運命は残酷だけれど、君の父親であることは何より誇らしく最高の贈り物だった。君はママもパパもいない世界を生きていく。何より愛おしい存在を最も幸せにできるのはどんな家族なのか。理想ではなく息子を心から愛してくれる人。愛の形が変化していくあたたかさに涙が溢れた。