おけい

ブラック・ボックスのおけいのレビュー・感想・評価

ブラック・ボックス(2020年製作の映画)
3.5
近未来にもあり得そうなSFチックでサスペンスフルな展開からホラー性が色濃くなる感じが、なかなか面白かった。

妻を亡くしたショックから記憶障害になった男は娘ともうまくいかず、何か違和感をかかえながら生活していたが、画期的な治療を受ける機会が舞い込んでくる。

ブラックボックスという器具を取り付けた治療中、見知らぬ女性、見知らぬ子供、見知らぬアパートの記憶の断片なようなものを、そして得体の知れない何かを見るようになる。

得たいのしれない(それ)についても、潜在意識の中でちゃんと理由付けするあたり、ラストはスッキリ解決系のホラーかと思う。

『レプリカズ』や『ブレインストーム』や『アップグレード』などとも共通する点があり、近未来への予知的な題材にも感じる。


こういうネタになると、陰謀説から読み解く妄想癖も止まらない私ですが。

最近のおかしな世の中を観察してると政府の掲げるムーンショット計画になんやかんや向かわせられてるんじゃないかと思ったり。メタバース(facebook)はなかなか伸び悩んでるようだが。

脳みそだけあれば、あとは機械に繋げたり、意識だけダウンロードしたり、インストールしたり。『マトリックス』にもあったけど、人間が仮想空間で生きてると勘違いしてて、実は脳みそだけ生かされてて、身体は養分にされたりね。

今、食料危機を強くアピールしておきながら、わざと国の自給率を下げる措置をいろいろ施してる政府。コオロギ🦗推しのキャンペーンも何かの布石だろうね。

1973年の『ソイレイトグリーン』なんて2022年の話だったんだけど、今考えるとこれから向かってる世の中に近い気がして凄いと思う。恐ろしい世の中だ。
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