Yukiko

Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~のYukikoのレビュー・感想・評価

4.0
2021年10月25日
『Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~』
              2021年アメリカ・イギリス制作
監督、ジョナサン・バッテレル。

イギリス、サウスヨークシャーのシェフィールド。
ジェイミー(マックス・ハーウッド)は16歳。
父は別の家に住み、ジェイミーと母、母の親友との
3人で暮らす。
ジェイミーの夢はドラァグクイーン。
ハイヒールに憧れ、ドレスを着るのが好き。


同名のミュージカルがあるそうだ。
実在の人物がいるそうだ。映画のエンドロールに登場する。

母の言葉がいい。
 「あなた自身でいられるなら 何を着てもいい。
  何を選ぼうと、あなたは美しいわ」

息子を否定せずに、丸ごと受け入れる母。
その愛情が子に伝わる。

ジェイミーの友人、医師志望のイスラム教徒のプリッティ
(ローレン・パテル)の言葉が的を得ていい。
いじめっ子に対坐した時の彼女の言葉。
 「あんたは私を間抜けって言うけど、私は賢い女よ。
  私を侮辱したいなら、お好きにどうぞ。
  試験が終わり、学校も終わる。明日からは他人。
  私は新しい人生を歩み始める。
  あなたは、明日からはただのろくでなし。
  学校だけがあなたの世界。ちっぽけな お山の大将よ。
  せいぜいチヤホヤされなさい。
  あんたの時間は終わる。」

プリッティは大人しい設定だけど、このプロム目前の
この時は堂々と発言をした。
勇気を振り絞って言った言葉に、周りは感化され、
いじめっ子は隅でいじける・・・

楽しいミュージカルだ。

主役のジェイミー役マックス・ハーウッドの美しくドレスを
着こなした姿にうっとりする。

曲、いいですね💛
ラストの曲、好き(^^♪

ドラァグクイーン( drag queen):
女性の姿で行うパフォーマンスの一種。
纏った衣装の裾を引き摺る(drag)ことからこう呼ばれる。
(この項、Wikipediaより抜粋)
著名なドラァグクイーン一覧に「マツコ・デラックス」さん
の名前が載っている。 
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