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皮膚を売った男のpenguinwhipperのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
4.0
ものすごく見応えのある作品だった。アート作品になる代わりに自由を手を入れたけど人としての尊厳を失っていく過程とか、シリア難民ゆえにおこるラスト間近の暴走とか。相反するテーマをうまく盛り込んであってその巧みさに唸ってしまった。

インスパイアの元になったというヴィムデルボアのTIMの話をそのまま映画に盛り込んでギリギリを攻めるアートの立ち位置やシリアの問題を取り込んだストーリーはアンチテーゼとしてもエンタメとしてもうまく機能してると感じた。自分も背中一面に刺青があるので、もし自分がその立場になったらどうだろうって引き寄せて考えてしまった。そういう目線で映画を観る経験がまた面白かった。
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