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殺人ホテルのこどものレビュー・感想・評価

殺人ホテル(2020年製作の映画)
3.3
PS5が発売されようとしているのにPS2くらいのグラフィックなのはウチのネット環境のせいなのか?

サムネも説明もないので軽くあらすじを説明すると
核戦争後の荒廃した世界で、人生に絶望した人々は高台のホテルで行われるショーに招かれる。だがこれが普通のショーではなかった。座ってお芝居を観るのではなく、参加者と演者を区別するお面を付けて、館内を自由に歩き回るスタイルなのだ。参加者は次第に異様さを増す「ショー」に疑念が芽生え始め…という感じ

Netflixの説明欄によると「社会問題に迫るヒューマンドラマ」だそうです???
これはネトフリさんのユーモアとして捉えていいんですか?啓蒙高すぎで庶民には理解できないです^^;
それともNetflixって核戦争後のパラレルワールドに存在している会社なんですか?
と言いたくなるほどこの説明は的外れ。ハッキリ言って大して中身はないし、大して面白くもない。が、作中に登場する絵画や仮面など、細々とした部分が世界観に説得力をもたらしていて良い。
しかしご都合主義的な展開がどうしても気になってしまうし、主人公にも感情移入しづらい。
劇だって分かってんのに、そんなに怯えるか?
そのタイミングで仮面捨てるか?エトセトラ

このモヤモヤ感、同じNetflixで云うと『ブラックミラー』のそれと似ている所があるが、ストーリーの緩急もシニカルさも、こちらが引けを取っていると感じる。

実際に観客席に演者が混じっている舞台があったと聞いた事がある。そういう舞台マジで嫌だ。演者に絡まれたりする舞台、すごく苦手。
サンリオピューロランドのぐでたまの舞台をご存知だろうか。私が見に行った回、ぐでたまの標的にされたのは、冴えないハゲたおっさんだった。20分弱、ハゲはぐでたまの玩具と化し、イジりにイジり倒されていた。
「標的にされたらどうしよう」
強ばった笑顔の裏で押さえつけた恐怖に、彼女は気付いていただろうか。
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