ちくわ

ある人質 生還までの398日のちくわのネタバレレビュー・内容・結末

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

大体の物事においてそうだけど、期待値が低い物に限って良かったりするよねぇw

ということで、ずっとリストに入っていたのに食指が伸びず、今回終了間近なので見たらなかなか良かった。
へたに感動させようとせず、起きていることを淡々と描いているところがいい。
ハリウッドだったらラストの伝言読むシーン、過剰演出させまくりでしょ?w

その分、スピード感的なものはないけれど、退屈するのとはまた違う。
拷問シーンも誤魔化さず痛そうなのもこうゆう映画において大切なポイントだと思う。
IS側の人質を打つ手が震えていたりと、そういった互いの立場について考えさせる細かい演出もいい。

日本でもあった自己責任、というのも理解できなくはないけれど、ジェームズのように危険を顧みず使命感をもってISの現状を伝える存在はかなり貴重なはず。
ダニエルの場合はそんな使命感があった訳でもないから本当に不運だったとしか言えないよなあ。
ちくわ

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