南北朝鮮の歴史を日本統治くらいから南北のインタビューと資料映像をもとに作った映像。フランス制作なのでフランス語だと思って見に行ったら英語だった。
南北統一は可能なのかというテーマについて分断から2018年までを追う。地政学的位置付けの生み出す課題が主題だった。
韓国の歴史は勉強中なので、バラバラに知っていた情報を改めて編み直して見たという感想。
東西ドイツを先行パターンとして歴史を辿るという手法、中国・ロシア・アメリカの立ち位置の変遷の影響、現代の果たした役割。
映像で見ると飢饉や戦後の焼け野原状態の印象が強烈に残る。
朝鮮戦争の停戦から55年、１世代も終わっておらず、その後も頻繁に南北の緊張関係は頻繁に変化している。この危機感が韓国の人の旺盛な事業態度に直結しているのかなと思った。
IMF通貨危機があまり大きなトピックとしては扱われなかったのが意外だったが、北との関係においては大きなことではないのかも。あまりに経済しかみていなかったことを反省した。
117分でこの内容はとてもコンパクトにまとまっていてよかったです。
