このレビューはネタバレを含みます
盗掘をする泥棒集団の話。
う~ん、これはイマイチな作品でした。
何となく、インディ・ジョーンズ的なアドベンチャー映画を想像していたのですが、どちらかと言うと、盗みの要素が強いケイパー映画で、期待してた程のアクションが見れずにガッカリ。
ケイパー映画として見ても、基本的に穴を掘ってばかりで、大したトラブルや駆け引きも起きないんですよね。
そもそもターゲットを古墳にしている時点で、地味だし、盛り上がりに欠けるな~と思いました。
物語面に関しても、妙にややこしい話になっていて。
主人公の動機が父親を殺した男への復讐で、男に近づく為に盗掘をして、スカウトされるのを待つ…って、どんだけ回りくどい話なんだよ!と思ったり。
そんな事に時間を割くなら、もっと計画を練ったり、仲間との関係性を掘り下げて欲しかったです。
複雑なサスペンスをやりたいのかと思ったら、しょうもないギャグを連発したりと、全体的にトーンがブレブレで映画全体が散漫な印象を受けました。
盗掘というテーマ自体はユニークなのだから、そこにフォーカスを絞ったシンプルな話にしても、十分面白くなった気はするんですけどね。