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ドライブ・マイ・カーのaymのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
4.2
向井長田のくるま温泉ちゃんねるの赤い車の回で語られていて今更みたくなった。三浦透子さん主演「そばかす」が良かったので、三浦透子さん見たさでもあった。原作未読のまま鑑賞したため、どこまで原作に忠実なのかはわからないけどセックスの使いどころとそこはかとない空虚感は流石村上春樹。

配役はとてもあっていた。三浦透子さんが出てきたところからグッと絵に力が出て面白くなったし、手話の役者さんの透明感やばかった...
西島秀俊も渋みがかかって終始とてもよかった...
岡田将生さんは最初でてきたときひとりだけ美しすぎやしないかと一瞬不安を感じたけど、車の中で音の話するシーンの目力がすごかった...
そしてわんこが可愛いすぎた...

走行音をずっと聴いてたせいか北海道に着いたときの静けさが刺さるようだった。生きてる人は死んだ人のことをずっと考えてるってその通りだと思う。あと自分がまだ免許を持ってない頃、免許とったばかりの友人の車で深夜からドライブした日のこと、すごくきれいな夜だったなって思い出した...
運転うまい人ってかっこいい... 人の車なんか怖すぎて乗れない。
ドライバーを仕事にしてる人には頭上がらんなって思った。

しかし村上春樹や白石一文にどっぷり浸かっていた頃は違和感あまり感じなかったけど貞操観念はやっぱり狂ってるよね。成田行きなくなって帰ったら男連れこんでヤってたのにそっ閉じしちゃって普通にskypeくる感じ、現実から目を逸らさないで〜となる普通の感覚を持ち合わせてる自分でよかった。そういう意味では人さまに堂々と勧めていい作品なのか謎は残る。ヒットしてるから万人に受けるような内容なのかと思ってたけど全然そんなことなく、淡々としてて夜景や雪の美しさと石橋英子さんの音楽がキラキラ美しい作品だった
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