Akari

ドライブ・マイ・カーのAkariのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
3.8
とても村上春樹ワールド
解釈の仕方は人それぞれ
ちょっとヨーロッパの映画を見ているような雰囲気。
西島秀俊さんが、台詞がなくても佇まいや横顔だけで成立していてとても素敵。
そんなに韓国要素を入れる必要はなかったんじゃないかと思うけど。

三浦透子さんは村上春樹さんの小説に出てくる女性という雰囲気、岡田将生さんも車の中の会話が鬼気迫る感じで良かった。

生きている限りはまた次のチャプターを始めることができる、というような希望を感じた映画だった。

車のサンルーフを開けて2人で煙草の煙を飛ばすシーンが印象的で素敵だった。

スノーシェッドの道路を後部座席から見ている感じが、現在から過去を見ているようでギュッとなった。
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