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浜の朝日の嘘つきどもとのmumbleboyのレビュー・感想・評価

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)
3.9
日本でもまだまだ女性映画監督が少ないせいかタナダユキ監督と聞くと大九明子監督と重なってしまいます。酷いですね。タナダユキ監督の「百万円と苦虫女」と「ふがいない僕は空を見た」はまあまあ好きですがそれ以上に大九監督の「勝手にふるえてろ」と「私をくいとめて」が好きなのでタナダユキ監督の名前を聞くと勝手にそっちを連想して期待してしまいます。

今作については今まで観たタナダユキ監督作で一番好きだったかも知れません。ここ3年ほどのコロナ禍における非常にタイムリーな映画でした。ミニシアター系の映画館がどんどん閉館していく中でなんとかして助けようとクラウドファンディングなどがあったりしてその動きをリードするかの様に今作が公開された様な印象がありました。自分もクラウドファンディングで寄付するほど余裕がなかったので積極的にそこに関わっていなかったのでその当時の状況は正確には把握していませんが通常ドラマや映画製作はかなり準備期間を経て作られるものかなと思いますが今作においては驚くほどそれが早く実現したのではないかと勝手に想像しています。まあそれほど当時のミニシアター映画館の状況が大変でした。映画の内容はともかく、まさか大久保佳代子にこんな感情を抱かされるとは思ってもみなかったです。あと、色々劇中に出てきた映画の作品名リストとかどこかに上がってないでしょうかね?ちょっと検索してみた中ではにつけられませんでしたがこういうの気になるんですよね。
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