YasuhitoArai

ローラ殺人事件のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)
3.6
オットー・プレミンジャー初監督作品。
アカデミー賞撮影賞受賞作品。
ジーン・ティアニー演じる女性ローラが、ショットガンで頭を吹き飛ばされる殺人事件が発生。ダナ・アンドリュース演じる刑事のマークは、ローラに関わりのある人物へと接触をするが・・・という話。

人物間の関係性が複雑。画面内に3、4人の人物が入りながら、会話をしていく。90分に満たない作品ながら、シーンからシーンへの繋ぎが早く、内容量が多いように感じた。良い人物が少なく、感情表現は薄め。特にダナ・アンドリュースはほとんど表情を変えない。

冒頭のローラの肖像画とデイヴィッド・ラクシンの音楽のオープニングタイトルが良い。作品中映し出されるローラの肖像画のインパクト。
最後5分間の演出が怖い。
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