主観ショット、長回しなどなど、あの手この手を乱用したせいで「カメラの存在」が非常にノイズになってしまいました。スター俳優たちのアクションは良いだけに、これ見よがしのテクニックは余計に感じます。
章立てた構成、都度挿入されるアニメーションももあまり機能していません。。
プレデターをパクった上に、フェンシングの防具を着たゴリラみたいなあまりにダサい宇宙人の造形も誰か止める人はいなかったのか。現場は半笑いになったりしなかった?と余計な心配までしてしまいます。
しかしながら、この厳しい時代を生き抜いてどうにかスクリーンに漕ぎ着けただけで、こんなヘッポコな作品が愛しく思えてしまうのは、それだけコロナが無意識に心を追い詰めている証拠なのでしょうか…。
ホイス・グレイシー完全指導(アクション監修ではない)というはったりはかわいくて好きです。でもちゃんとニコラス刑事が撮影前に教えてもらいに行ったらしいから偉い!!